「レトロ横丁商店街」の基本コンセプト

レトロを生かし、レトロを創る

蔵をはじめとして、明治・大正・昭和と歴史ある建物が多く残る個性的なまちなみを生かすため、古きよき建物や貴重なモノを残していけるよう、「レトロ」をテーマに新しく珍しいモノ・コトを創っていきます。

「レトロ横丁商店街」中長期ビジョン策定

レトロ横丁商店街の中長期ビジョンについて、詳しくはこちらPDFファイル(49.1MB)をご覧ください。

「ふれあい通り」から「レトロ横丁商店街」へ

昭和62年より親しまれてきた「ふれあい通り」の愛称でしたが、今後ますます愛される商店街を目指して、2021年2月に一般公募を行い、「レトロ横丁商店街」と新愛称が決定しました。

レトロな雰囲気漂う喜多方市

喜多方市は福島県北西部、会津盆地の北部に位置し、北は飯豊連峰、東は磐梯山に隣接する雄国山麓があり、山に囲まれたまちです。市の中央には一級河川である田付川が流れ、川を挟んで西側に位置するのが、レトロ横丁商店街を有する小荒井地区、東側に位置するのが、重要伝統的建造物群である小田付地区で、この2つの地区が喜多方市街地の中心となっており、多くの観光客が訪れています。

江戸時代は会津藩の領地であり、会津若松と山形県米沢を結ぶ街道が通っていたため、物資の集散地として栄ました。同じ会津の中でも、城下町である会津若松とは異なり、喜多方は農民と商人の集まる在郷町で、古くからの家業を受け継いでいる旦那衆の存在があります。今でもまちの中心部に大きな蔵を持っており、伝統産業である酒や味噌を作る醸造業も多く残ります。喜多方の商人は時代の変化によって、常に新たな商売の機会を模索し、いまに継承しています。

レトロ横丁商店街の特徴

レトロ横丁商店街は、仲町商店街/中央通り商店街/しもなん商店街の3つの商店街からなり、JR喜多方駅から約1kmの距離にあり、市中心部を南北に貫く県道喜多方会津坂下線沿いの約840メートルの、歩いて回れるコンパクトな商店街です。

江戸・明治以来の個性的な店舗蔵(店蔵)が軒を連ね、この蔵や歴史的景観を活かすことで商店街の魅力向上・活性化につなげるため、2009(平成21)年から、蔵のまちなみ景観を覆っているアーケードの撤去や、無散水消雪歩車道整備、街路灯の設置、電柱の地中化などの事業に取り組んでいます。

仲町商店街振興組合

小売店舗と飲食店も多いエリアで、喜多方レトロを表出するマーケット通りなどがあり、よこみちや路地的空間への入り口となる商店街です。

中央通り商店街振興組合

漢字のまちの桐板の看板が最も集中して飾られているエリアで、若手による新たな展開も進められています。

しもなん活性化協同組合

専門的な事業所が多く、職人のまち。
若喜商店や笹屋旅館など、まちなかを代表する歴史的な建造物を有し、重要な役割がある商店街です。

喜多方夏の風物詩「喜多方レトロ横丁」について

「喜多方レトロ横丁」は、『レトロ』をテーマに、2005年の夏から開催されている歩行者天国イベントです。2020年までに計15回開催されており、「蔵のまち喜多方夏祭り」と合わせて喜多方を代表するイベントの一つとなっています。大正から昭和まで、さまざまなレトロをイメージさせる企画、子ども向けの企画や参加型のショー企画など、夏の思い出づくりにぴったりの一大イベントです。
この他、年間を通じて様々な楽しいイベントが繰り広げられています。

昭和当時の喜多方まつりの様子